雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 16


Double Trouble 16



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



おかしい、としか言いようがない。

間違いなく僕の気に当てられている。

しかも、本人にその自覚は一切ないみたいだし、完全に勘違いしている。

どうしたものか…。

くれる、と言ってくれているのに、断るのももったいないし。

でも、いつか僕の気に慣れて、冷静に立ち返ったとき、異変に気づいて怒るかもしれない。

そのときは、そのときか。

「ホントにいいの?」

「いいよ」

よくないとは思うんだけど。

まぁ、いいか。

後で何を言われても、ユノが言ったことだし。

僕に責任はない。

「後悔しない?」

いただこうと決めたのに、問いかけてしまうのは戸惑っているから?

なんで戸惑っているかはわからないけれど。

「しない」

迷いがないな…。

潔いって言うべきなんだろうか。

「じゃあ…遠慮なく」

つかまれた腕を利用して引き寄せ、首筋を見つめる。

いい香りだ。

抱かれているときも思ったけど。

指先で優しく引き寄せて、舌を這わせる。

皮膚の下に隠れている血脈を撫でるように。

「…っ」

腕の中で身体が震えたかと思えば、肩を強く掴んで引き離す。

「…?」

俯いているせいでよく見えないけれど、黒い髪の隙間から見える肌が紅く染まっているように見えた。

なぜ…?

理由を考えるより先に、触れたその手のひらからある種の強い感情が伝わってきた。

あぁ、なるほど。

そういうことか…。

「これも食事の後にするよ」

「…アンタ、やることなすことエロすぎなんだよ…っ」

俯き加減のまま向けられた責めるような視線。

でも、その瞳は妖しく濡れていた。

「普通だと思うけど」

まぁ、基準となるその普通のラインが人間とは違っているから当然か。

「普通を人間のレベルに合わせろ」

なに、その言い種。

気づけば笑っていた。

そんなことを言われたのは初めてだ。

「でも…エロいの、嫌いじゃないでしょう?」

手を伸ばし、震える唇をそっと、意図して妖しく指先でなぞる。

煽るように。

その気にさせるのは得意分野。

甘い香りと、色漂う声とで人の心を惑わし、誑かす。

ずっと以前より僕の一族はそうやって生きてきた。

それこそ、個人特有のものではなく、古より受け継がれてきたものだ。

この容姿さえも。

言葉に詰まったユノに微笑み、肩を掴んでいた手を優しく包み込んだ。

「座って?まずは食事にしよう」

このまま寝室へ向かってもいいんだけど、それではせっかく作った料理が無駄になってしまう。

僕にとっては単なる暇つぶしでも、ユノにとってはこれが生きるための糧。

奪うわけにはいかない。

ユノを座らせ、テーブルを挟んで反対側へと腰を下ろす。

いまだ顔が赤いようだが、きっと時間が解決してくれるだろう。

ナイフとフォークを持って先に食べ始めれば、ため息をひとつこぼした後フォークを手にする。

最初は渋々食べている様子だったが、しばらくするといつもどおり。

フィレステーキに至っては、目を輝かせていた。

「はい、デザート」

すべてを綺麗に平らげ、満足そうに口元を拭っているユノの元へ冷蔵庫で冷やしておいたそれを運んだ。

「これもチャンミンが作ったのか…?」

「僕以外にいる?」

「いない、な」

無意味な問いかけに気づいたのか、苦笑い。

「チャンミンのは?」

「僕のデザートはユノだから」

「…っ」

忘れかけていたようで、たった一言でまた顔が赤くなる。

じろりと睨まれても、まったく怖くない。

目を伏せて薄く笑い、食べ終わったお皿を静かにシンクへと運んだ。

荒いものに勤しんでいると、後ろから伸びてきた手がもう1セット皿とフォークを置いていく。

どうやらデザートまで完食したらしい。

皿を置いたその手はするりと僕の腰へと回され、肩に重みがかかる。

「そんなに僕とのセックス、気に入った?」

「セックスじゃなくて、チャンミンが、だよ」

むっとしたようにそう告げ、早くと急かすように耳朶を甘く噛む。

ユノは知らない。

僕たち一族との性行為は中毒性があることを。

知ったらどうなるだろう。

それでも同じ言葉をくれるのだろうか。

「チャンミン?」

「うん?」

「なに考えてる…?」

「…」

答えなければと思うのに、言葉が出てこない。

どうして…?

普通に答えればいいじゃないか。

ユノは別に僕を好きになったわけじゃなく、一族特有の気に当てられて惑わされているだけだって。

ただそれだけのことなのに、なんで…?

「チャンミン?教えろよ」

「…」

もしかして、僕は本気でユノを好きになっている…?

脆弱な人間を?

瞬く間に死んでしまう弱い生き物を?

ありえない。

それこそ無意味だ。

だって、ユノは人間なんだから。

僕たちにとって人間は餌のひとつ。

こうしてユノと一緒にいることだって、僕にとっては単なる暇つぶし。

退屈な時間を紛らわすために招いただけだ。

でも…。

「チャンミン」

これは、かなりマズイかもしれない。

自分に言い聞かせた言葉に傷ついている自分がいる。

そうじゃないんだ、と。

「こっち向けよ」

ゆらゆら、揺れ動く。

初めての感覚に心が振り子のように揺れる。

肩を掴まれ、身体がぐるりと反転する。

当然のように視界に映りこんだユノの姿はなぜか滲んでいた。

「なに、泣いてんだよ…」

泣いている…?

頬に手を宛がってみれば、確かに濡れていた。

そのしずくは瞳から零れ落ちていく。

ぽろぽろ、ぽろぽろ、と。

僕にも涙なんてものがあったんだな…。

泣いている理由はわからないけれど、涙を流していることに驚いた。

きつく抱きしめられ、心地よい香りに包まれ、頭を撫でられ。

ざわついていた心がなぜか鎮まっていく。

いまは何も考えたくない。

考えてもきっとわからないし、時間の無駄だから。

だからいまはただこの人に身を委ねよう。

どうせ、僕より先に死んでしまう、儚い命なのだから…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

チャンミン君のヴァンパイアってレアっぽくないですか??
設定からしてもう切ないかも…(;^ω^)
ユノ様がチャンミン君に夢中になっちゃったのは一族の力なのか、それともユノ様の意思なのか…。
チャンミン君に幸せがきますように(>_<)

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君の不安は的中するのか否か…。
まだまだ謎ですね~(笑)

不死に近い寿命を持つチャンミン君と、普通の人間のユノ様。
果たして恋の行方は!?

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

驚いていただけて、何よりです(≧▽≦)
まだユノ様の血は飲んでないですよ~♪
ユノ様の本心は謎ですが(笑)
でも、チャンミン君は本気の模様♡
恋は実るかな~( *´艸`)

葉月も家に桜が欲しいと思ったことがありました!
しかし、大の虫嫌い。
桜が散った後に大量発生する毛虫に断念しました(;^ω^)
なので、写真で自己満足www

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