雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 17


Double Trouble 17



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



振り向かせたら、なぜか泣いていた。

星のような瞳からいくつもの宝石の欠片が落ちていく。

その涙を見た瞬間、息苦しさを覚えるほど胸が締め付けられた。

何があった…?

泣かせるようなことを言ったか?

まったく身に覚えがない。

でも、放っておくことなんかできなくて、抱きしめた。

ぎゅっと。

オレより少し背が高いクセに、細いその身体。

不思議なほど腕の中に綺麗に収まる。

柔らかな髪を指へ絡めるようにして撫で、こぼれるしずくに口づけた。

「チャンミン…」

「ユノは、きっと僕を好きになったワケじゃないよ」

「え…?」

肩に額を押し付けたまま、か細い声でそんなことを言う。

意味が分からない。

なんで?

確かにオレ自身理由なんてわからないけど、オレの心はチャンミンに占められている。

「僕たち一族は、人間を惑わすようにできているんだ。だから、ユノは僕の気にあてられただけ」

「…」

「だから…」

不意に言葉が途切れた。

なんとなく、言わんとしているところはわかった。

「だから、なに?オレがチャンミンを好きなことに変わりはない」

「…」

「もしそうだったとしても、オレは後悔しない」

そう告げていた。

不思議だったけれど、違和感はあるけれど、迷いはない。

だって、気づいたんだ。

最初に出逢った時すでに、一目惚れしていたから。

惹かれていたことは間違いない。

たとえそれがチャンミンたち一族の罠であっても。

いま、目の前にいるチャンミンはそれを儚んでいるように思えた。

後悔しているようにすら見える。

本位じゃない、っていうことだろ?

チャンミンは気づいてないのかもしれないけれど、優しいんだと思う。

こうやって、おとなしく捕まったふりをしていることも。

人間に協力していることも。

優しいからの行動。

そんな人を、嫌いになれるわけがない。

遅かれ早かれ、きっと好きになっていた。

たぶん、だけど。

「ユノ…」

「なに?」

「僕が欲しいと思う?」

脈絡もない問いかけ。

でも、その欲求はいま確かに胸の中にある。

「支配したい、独占したい、愛してほしい。そう思ってるでしょう?」

「…あぁ」

「それこそが気にあてられた証拠だよ。それが第一段階。次は、愛されたくてたまらなくなる。この人のためならなんでもしたい、この身すら差し出しても構わないと思うようになる。そして支配されることに悦びを覚え、自ら血を捧げる」

淡々と、坦々と。

感情を切り離して語るその姿が一層胸を締め付ける。

「それでも、オレはそばにいる道を選ぶ」

「…」

肩に触れていたぬくもりが離れ、チャンミンの瞳がオレを映し出す。

切なくて、悲しくて、痛みを押し殺したようなその瞳。

あぁ、そうか。

もしかして、チャンミンはオレが認識している以上にオレのことを好きでいてくれてんのかな…。

だから、悲しいんだ。

気にあてられたことが原因でオレがチャンミンに執着していると思っているから。

本当のオレの想いじゃないから。

「好きだよ、チャンミン」

いま、オレがどれだけ何を言っても、チャンミンにとっては悲しみにしかならない。

けれど、言わずにはいられない。

もしかしたらホントに、チャンミンの言う通りかもしれないけれど、でも、違うと言い切れる。

なんでかはわからないけど。

「好きだ」

「…っ」

「好きだよ」

「だ、だから、それは…っ!」

堰を切ったように感情があふれ出したみたいにオレを睨み付ける輝く瞳。

言葉を奪うように唇を塞いで、細い腰をキツク抱きしめた。

「…っ」

「もしそうだったとしても、オレは言い訳しない。後悔もしない」

迷いはない。

確かに不明確な部分はたくさんあるけれど、それでもいい。

惹かれたのは事実なんだから。

「いまはそれでよくても、きっといつかユノは僕を恨む日が来る…」

「恨まないよ。だって、チャンミン…オレのこと好きだろ?」

「な…っ!?」

感情豊かなその表情。

初めてだ。

なんか、幼く感じる。

いつも青白い顔を紅潮させて、口をパクパク開いて。

可愛いな、って素直に想った。

とっつきづらい美人だと思ってたけれど、ホントはこんなにも可愛い人だったんだ。

気づくと、また生まれたばかりの想いが膨らんでいく。

「始まりはどうだっていい。オレも、チャンミンが好きだから」

「…」

ぽかんとした表情。

そして、深いため息が聞こえてきた。

「意外と…ユノって思い込みが激しいというか、お人よしというか…」

馬鹿にされてる…?

でも、いまに始まったことじゃない。

思い込みが激しいって言うのは心外だけど、お人よしっていうのは事実だ。

困っている人を見ると、どうしても放っておけない。

でも、チャンミンに関しては違う。

絶対的に。

「後悔しても知らないよ?」

「しない」

「どうしてそんなに…」

そう告げて、また深いため息をこぼされた。

この短時間に2回も。

「確かめていい?」

「何を?」

「ユノの、本心を」

「どうやって?」

問いかければ、チャンミンの手が頬を撫で、首筋へと下る。

冷たいその指先。

「血に、聞く」

「…?」

「血からはその人の本当の心が読み取れる」

さっぱり意味がわからない。

首をかしげていると、チャンミンはかすかに微笑った。

少し切ない瞳で。

「いいよ」

どうやって聞くのかはわからない。

でも、それでチャンミンが安心できるならそれでいい。

「ホントにユノは…」

「なに?」

困ったように微笑むチャンミンを見つめ返し、先ほどチャンミンがそうしたように頬を撫でた。

そして、引き寄せられるように唇を重ね合わせる。

招くように開かれた唇。

躊躇うことなく舌を差し込だ途端、絡めとられた。

チャンミンとのキスはどうしてこんなにも気持ちいいんだろう。

聞いたなら、きっとそれも一族のなんたらで片付けられてしまうんだろうな。

だから、聞かない。

これ以上余計なことを聞いて、チャンミンを不安にさせたくないから…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、ぐるぐるしてますね~(´∀`*)ウフフ
果たしてユノ様の本心は??
ナスをご用意しておかなきゃかしら( *´艸`)

ユノ様、三十路♡
あんなカッコイイ三十路、なかなかいないっす~(≧▽≦)
お祝い、お祝い~♪

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

優しいヴァンパイア♡
葉月もチャンミン君みたいなヴァンパイアならいつでもどんと来いってカンジです(笑)
もちろん、ユノ様でもOK(≧▽≦)
おっと脱線(笑)
こんな優しいヴァンパイアなら恨むなんてないですよね~(´∀`*)ウフフ
ユノ様に一票ってカンジです♪

桜が散った後の毛虫の数、半端じゃないっすよΣ(・ω・ノ)ノ!
やっぱり、綺麗な時に拝むだけが一番です!
北海道だとやっぱり桜は少ないですよね~…。
納得のいく写真が撮れたらUPしますね!

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Re: タイトルなし

あ◇ 様

だいぶ現実離れしたお話ですからね~…。
でも、いつもどんな時もユノ様はユノ様、チャンミン君はチャンミン君♡
ブレないふたりが葉月も大好きです!
早く生のイチャコラが見たいな~…(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

思い悩んでますね~…。
意外と不器用なチャンミン君(笑)
人を好きになっちゃうとやっぱり変わりますよね~…いろいろと。
ヴァンパイアも人間も同じのようです(;^ω^)

フォルムというか、パッと見の印象がヴァンパイアにぴったりな気がするんです(≧▽≦)
ユノ様ヴァンパイアのお話も本家SweetDropsで書いてたんですけど、今回はチャンミン君バージョン♪
やっぱ、笑っちゃいますよね~(´∀`*)ウフフ
ユノ様のセリフといい、チャンミン君のあのかみつき方といい( *´艸`)

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