雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 28

Double Trouble 28


★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



昨日みたいな一見暴力じみたものではなく、優しい行為。

愛されていると実感する。

気怠い身体をユノに預けて身体を洗い流し、再び服をまとった。

さすがにこれ以上ユノを求めるわけにはいかない。

人間と僕とでは全く違うから。

これ以上搾取したら、身体を壊しかねない。

でも、寄り添うことをやめることはできない。

それはユノも同じようで、先ほどまで情交に耽っていたソファに身を沈めながらも僕を離してくれない。

既に男性の身体に戻ってしまった僕は、ちょっとその腕の中からこぼれているけれど。

ユノの休みの間中そんな状態。

時間を無駄にしているような気もするし、こんなにも幸せを感じられる時間はないとも思う。

しかし…2日なんてあっという間だ。

このまま時を止めてしまおうか。

桜にならそれも可能だけれど、時間とは流れるからこそ儚く、愛しい。

離れている時間というのも僕たちにとっては想いを深めるため、必要不可欠にも思える。

いつもなら既に眠りに堕ちている時間。

部屋の中に陽光は差し込んでいないが、その光を本能が感じている。

身体は重く、怠い。

まるで、自分の身体じゃないみたいに。

「チャンミン、大丈夫か?ムリしなくていいから、もう寝たほうが…」

「大丈夫だよ」

「でも、顔色が悪い」

そんなに…なんだろうな。

たぶん。

朝食を途中に席を立ったユノが僕の手を引く。

「ユノ」

「いいから」

躊躇う僕を抱きかかえ、寝室へ。

そっと寝台の上に僕を下ろし、ふとんを引き寄せた。

「オレに合わせなくていい」

横になった途端、まぶたが重くなる。

魔法でもかけるみたいにそのまぶたへユノが口づける。

「オレが合わせるから、もうちょっと待ってろ」

「…」

「おやすみ、チャンミン。行ってきます」

意識が途切れる寸前、そんな優しい声が聞こえた。

見送りたいのに。

こんなにもこの性質が疎ましく感じたことはない。

あとちょっとなのに…。

そして、完全に意識は途絶えた。

次に目覚めてみると、既に太陽が寝静まった後だった。

よく寝た。

一度も目覚めることなく。

ユノは大丈夫だろうか。

僕の力の結晶は飲ませてあるし、この前みたいなことはないと思うけれど心配になってしまう。

どうしようか…。

今日も迎えに行こうか。

でも、あまり目立っても困る。

外に出ていることがバレたら少し面倒くさい。

本当にユノが一緒に逃げてくれるかはわからないけれど、もしその日が来るなら、いまはおとなしくしておいたほうがいいような気がする。

悩みながらも庭へと足を向け、数日ぶりに桜の袂へ。

間もなく満月。

光が照らし出す、薄紅色の花びらが今日も風に舞っていた。

ひらひら、ひらひら。

逢い夜空を鮮やかに彩る。

だいぶ寒くなってきた。

「ミノ」

「ここに」

「暖炉の用意をしておいて」

「御意」

変わらぬ言葉、変わらぬ表情。

もう気にも止まらない。

桜を見上げたままそれだけを告げた。

でも、今日は少しだけ様子が違っていた。

なぜなら、ミノは動くことなくその場に佇んでいる。

しかも、動く気配もない。

振り返ると、ミノはガラスのようなその瞳でじっと僕を見つめていた。

「ミノ?」

「本気、なのか?」

「ユノのこと?」

「あぁ」

気持ちはわからないでもない。

僕たち一族は散々、人間に騙されてきたから。

もしかしたら、ユノも僕たちを裏切るかもしれない。

その危険性もわかっている。

「本気だよ。裏切られたら…その時はその時。諦めるよ」

たぶん、もしそうなったなら、二度と人間を信じることはないだろう。

そして、誰かを愛することもないだろう。

「なんか…久しぶりだね。ミノとこうやって話すのは」

「…そうだな」

「ユノと出逢わなかったら、こうやって話すこともなかったかもしれない」

そう思えば、もしも裏切られたとしてもいい思い出となる。

「ミノはユノのこと、どう思う?」

「…わからない。ただ、普通の人間とは思えない。鼻が利かないんだ」

「そうだね。僕も普通の人間とは思えない。仮の姿なのか、それとも転生した何かなのか…。判断はつかないけれど」

「わかっているのに、か?」

言いたいことはわかる。

でも、どうしようもないんだ。

「馬鹿だと思う?」

「…馬鹿じゃないと言えるか?」

僕にそんなことを言うのはミノくらいだな。

だから、好きなんだ。

ため息をこぼされても、馬鹿だと言われても。

「まぁ、それでも守るけどな」

「ありがとう」

「お前は唯一、僕の友人だ。死なれるのは、嫌だ」

「死ぬつもりはないよ」

みすみす、殺されるつもりはない。

もしも、裏切られたとしても。

「…わかった」

それ以上聞くことはないといわんばかりに背を向けた。

振り返ることなく、邸へと向かって歩き出す。

遠ざかるミノをしばし見つめ、再び桜を見上げた。

「あなたも、僕を馬鹿だと思う?人間を本気で愛してしまった僕を」

風もないのに、花びらが舞い上がる。

空高くへ。

「ありがとう。優しいね、あなたは」

花びらが伝えてくれた想いに感謝の言葉を述べ、目を伏せた。

この桜にもまた、深く愛した人がいる。

僕と交わした契約は、その人を探し出すこと。

見つかるかはわからない。

おそらく、生きていないだろうことはわかっていたから。

でも、転生しているのならきっとわかるはずだ。

この人だと。

「必ず、見つけてあげるから」

舞い上がった花びらが僕を包み込むように渦巻く。

喜んでいるのがひしひしと伝わってくる。

こんなにも感情を露わにするのは久しぶりだ。

今日はなんだか珍しいことばかり。

久しぶりにミノと会話もしたし。

「…っ」

感慨にふけっていると、思いがけず腕を引かれた。

ふわりと掠めた甘い香り。

「ユノ?」

気づくと抱きしめられていた。

きつく。

いきなりのことに驚きながらも、抱きしめる腕が震えていて、さらに驚いた。

あまりに強く抱きしめられているせいで、表情もうかがえない。

「桜に、攫われるかと思った…」

腕じゃなく、声さえも震えていた。

そして呟かれた言葉の意味を理解し、微笑む。

「聞こえない?桜の声」

「…?」

「逢いたいって、言ってる」

少しだけ腕が緩められ、ユノの顔が持ち上がる。

そして、まだ不安を残した瞳が桜を見つめた。

「この桜にも愛した人がいる。その人を探すのが僕の役目」

囁くようにそう告げ、その横顔を見つめた。

「愛した人と離れ離れは辛いでしょう?」

「…あぁ」

ゆっくりと振り返ったユノが今度は僕を見つめた。

真っ直ぐで、曇りのないその眼差し。

「おかえり、ユノ」

「…ただいま、チャンミン」

いつか、桜にもそんな日が来るのだろうか…。

愛する人と再び出逢い、愛し合う日が。

願わずにはいられない。

僕も、出逢ってしまったから。

心から大切だと、愛してると思える人に。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

桜の愛した人は誰なんでしょうね~(´∀`*)ウフフ
ミノ君、実はちゃんと話せます(笑)
けれど…まだまだ謎がいっぱい(≧▽≦)
全部解けるかな…それが心配www

3時間だけでもはっちゃけちゃいましょ~♪
ストレス発散は定期的にしないとね~( *´艸`)

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Re: はてさて⁉

ペ◇マミー 様

ユノ様何者でしょうね~(´∀`*)ウフフ
謎が解けていくのかと思いきや、また増えたΣ(・ω・ノ)ノ!
桜も不思議さんですし(笑)
ちゃんと全部謎が解けるのか…心配です(;^ω^)
そんなダメ作者でしたwww

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

こぼれちゃいました(≧▽≦)
ちょっとだけユノ様より大きいですからね~(´∀`*)ウフフ

そして、ミノ君がようやくまともにしゃべりました!
しかもユノ様も普通の人間じゃなさそうだと!
あら、不思議Σ(・ω・ノ)ノ!
謎が解けるどころか、増えちゃいました(笑)
桜の思い人も気になりますね~…。

そういえばカギついてなかったです!
でも、大丈夫!
葉月はいつでもバカっぷりが完全オープンですwww

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