雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

腐女子による腐女子のための、東方神起妄想小説サイト。ホミン・ミンホどっちも有です。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

FC2カウンター

ランキング

皆様の愛を葉月へ… にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

プロフィール

葉月

Author:葉月
雪・月・花 ~From.Sweet Drops~へようこそ!
このblogは東方神起大好き腐女子による腐女子のための妄想小説サイトです。
R18要素含みます。
ご覧になる方は、自己責任にてお願いいたします。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
葉月の雑記 (58)
Spinning (57)
REAL (27)
Can't stop Fallin' Love (19)
Birth Day SP (1)
WITH (2)
T 1 Story (3)
DIRT (103)
DIRT 番外編 (2)
metropolis (47)
君のいない夜 (50)
Chandelier (45)
愛をもっと (37)
Tea for Two (3)
Bittersweet (270)
短編 (42)
MIROTIC (234)
Singin' in the Rain (53)
Love in the ice (65)
Your Man (110)
Beside (48)
Double Trouble (57)
TAXI (76)
Heaven's Day (54)
恋焦がれて見た夢 (75)
バンビーノ! (69)
Stranger (80)
キ・セ・キ (127)
Love Again (69)
DARKNESS EYES (77)
366日 (97)

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
12位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
2位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Double Trouble 32

Double Trouble 32 ★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



いつものようにバスタブに身を閉じ込め、そっと息をついた。

会話は、ない。

ユノは僕の様子を窺い、僕は話す言葉が見つからない状態。

でも、ユノの腕はぎゅっと僕を抱きしめたまま。

時折首筋や肩に口づけを施されたりしたが、どう反応していいのかもわからない。

頭の中がぐちゃぐちゃで。

「チャンミン…」

「…」

「オレのこと、嫌いになった…?」

別にそんなことで嫌いになるはずもなく、ただこれから起こりうる事柄をどう処理しようか考えているだけ。

それに没頭するあまり、会話という段階にたどり着けない。

だって、相手はそれなりの力を持った闇の生き物。

下手に楽観視しては、こちらもただではすまないことはわかりきっている。

だからこそ、手段を講じなければならない。

「チャンミン…」

切ない声で何度も僕を呼ぶ。

ひとつため息をこぼし、かすかに振り返った。

「嫌いになってないから安心して」

「じゃあ、なんで話してくれないんだ…?」

あぁ、そうか。

不安になっているんだ。

あまりに普通だから失念していた。

支配下に置かれた人間は、主たる者の愛を受けないと不安を覚える。

さらに放置した場合、狂乱し、死に至る可能性もあるということを。

「考え事をしてるだけ」

「何を?教えて」

何をって…。

ずいぶんな言い種だ。

僕を悩ませているのはユノだというのに。

また、ため息をつくはめとなる。

それを受け、僕を包んでいたその身体が大きく震えた。

「行くの、やめればいい?そうすれば、いつもみたいにしてくれる?」

だいぶ追い詰められている。

どうしたものか…。

まるで捨てられた子犬みたいだ。

さっきは仕事だから仕方ないみたいなことを言ってたくせに…。

「チャンミン…。頼むから、お願いだから、怒るなよ…っ」

「怒ってないよ。考え事してるだけだって言ってるでしょう?」

信じられないと言わんばかりに、肩口に額を押し付けたまま頭を振るう。

「行くなって言ったら、ここにいてくれるの?」

「…っ」

ついさっき、迷いのない眼差しで行くと言い切ったばかりなのに、その瞳は明らかに揺れていた。

まったく…困った子だ。

「力ずくで行かせないことも僕にはできるんだよ。でも、したくない。そのままでいてほしいから。だから、考えてる。いい方法がないか」

まだかすかに身体は震えたまま、額も方に押し付けたまま、僕を強く抱きしめる。

「離れないからな…っ。絶対、何があっても」

「そんなこと、考えてもないけど?」

「え…?」

「だから、僕たちがお互い納得ができる形の答えを探してるんだよ」

でも、なかなか見つからない。

どちらも折り合いがつくような着地点が。

僕は行ってほしくないし、ユノは仕事だから行かなければならないという。

狙われない保障があるのであれば行ってもらっても構わないんだけど、生憎、ない。

それどころか、その身体に紋章を刻み込まれたがゆえに、出逢った頃よりも一層輝きを増してしまっている。

気づかないはずがない。

一番簡単な方法があるにはあるけれど、できれば避けたい。

リスクが高すぎる。

でも…それしかない。

「チャンミン…」

首筋に、ぴりっと痺れるような痛みが走る。

まったく…人が考え事をしているって言うのに、どうしようもない子だ。

責めるように振り返れば、待ち構えていたように唇が重なり合う。

「ん…っ」

ただ触れるだけではなく、身体が疼きを覚えるような濃厚なキス。

嫌でも身体が反応してしまう。

背中に当たるユノのそれも体積を増し、芯を持っていた。

「ユ、ユノ…っ」

離れた一瞬の間に名を呼べば、ふわりと笑う。

「やっと呼んでくれた」

それだけのため…?

呆れてしまう。

可愛いは可愛いけれど。

どれだけ、ユノの中で僕は大きな存在になっているのだろう。

本当は、もう心まで侵食し始めているのだろうか。

でも、その兆候はない。

いまだ、ちゃんと自分の意思は持っている。

僕の反応に怯えている節は多少あるみたいだけれど。

もしかして、僕がそうあるように願っているからなのだろうか…?

そんな気がする。

ユノは、ユノのままでいてほしいから。

「チャンミン…」

「ん…?」

「もっと呼んで?」

可愛いおねだりに、思わず微笑む。

願いを叶えるべく何度もユノの名前を紡ぎだし、意味もなく呼ぶ。

でも、なんか楽しい。

ユノが笑っていてくれるから。

それだけでこんな気持ちになれるなんて、また初めての発見だ。

最初は若干ぎくしゃくしていたけれど、最後はいつもどおり。

戯れるようにバスタイムを終えて、ユノはスーツへと身を包んだ。

ユノのために僕がオーダーしたブランド物のスーツ。

改めて見て、よく似合うと実感する。

やっぱり、これにして正解だ。

「チャンミン?」

「うん?」

「なんか、変か?」

「見惚れていただけだよ」

素直にそう告げれば、照れ臭そうにしながらも、嬉しそうに微笑む。

そして、僕へと手を伸ばして当然のように抱き寄せる。

「チャンミン…」

「うん…?」

「愛してる。仕事終わったら、すぐ、戻ってくるから」

耳元で囁かれる愛の言葉。

目を伏せてその言葉を閉じ込め、小さく頷いた。

「気をつけて」

「あぁ。行ってきます」

最後にもう一度口づけを交わし、ユノは背を向け、歩き去った。

見えなくなるまでその姿を見送り、そっと息をつく。

「ミノ」

「ここに」

「出かけるよ」

「…」

返事をしないのは思うところがあるから。

きっと、ミノには僕が何をしようとしているかわかっているんだろう。

でも、これしか方法がないんだ。

「良いのか?もし邸の外に出られることを知られてしまったら、ここで生活ができなくなる」

「わかってるよ。でも、ユノの命には代えられない」

新人が入るたびに交代する連絡係。

僕の顔を知らない人のほうが少ないだろう。

でも、彼らは何故僕がここに閉じ込められているかを知らない。

僕が何者なのかも。

知っているのは、一握りの人間だけ。

それに、男の姿を取っている僕しか知らないわけだし。

「わかった」

「ゴメンね?迷惑をかけて」

「かけられた覚えはない。勝手に心配しているだけだ」

かすかに微笑み、ミノへと歩み寄った。

「僕も思ってる。お前は、優しいやつだと。だから、時々不安になる」

「ミノ…?」

「唯一、その点だけはヤツに共感した」

「ミノは、ユノのこと嫌い…?」

ふと浮かんだ疑問を投げかけてみれば、バツが悪そうにそっぽを向く。

珍しい反応だ。

「嫌いではない。いけ好かないと思っているだけで」

似たようなものじゃないか。

でも、それ以上詮索するのもおかしい。

生きていれば必ず、好きな人もいるし嫌いな人もいる。

万人に好かれようなんて到底無理な話だ。

それに、ミノがそう言う理由はなんとなくわかるし。

「ミノ」

「…?」

「信じてるよ」

「…」

絶対に裏切らないと、唯一心から信頼できる人。

真っ直ぐに注がれる視線が、かすかに和む。

「行くんだろ?さっさとしろ」

その言葉に頷き、僕たちは歩き出した。

邸の外へと向かって…。



つづく。






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメント

Re: タイトルなし

ひ◇み 様

もしかしてだけど~♪
ミノ君の心はミノ君にしかわかりません(笑)

いよいよチャンミン君、出陣!
とりあえず動き始めましたよ~(´∀`*)ウフフ
存分に想像しちゃってください♡

コメント

Re: タイトルなし

か◇みん 様

忘れちゃダメですよ~(笑)
ユノ様は特別な人なんです(´∀`*)ウフフ
普通に、好きな人がいきなり口利いてくれなくなっちゃったら不安ですよね~…。
自我は保ってますけど、思いきりチャンミン君の影響受けまくっちゃってるんです。
子どもみたいになっちゃってますけど( *´艸`)
さてさて、どうなるかな~♪

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Design byLoco-net::blog 
Copyright © 雪・月・花 ~From.Sweet Drops~.All rights reserved.