雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 33

Double Trouble 33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



チャンミンに嫌われたかもしれないと思ったら、ものすごく怖かった。

生きていけない、そう思ってしまうくらいに。

尋常じゃないほどの恐怖。

嫌われるくらいなら、仕事なんてどうでもいい。

どうせ近いうちに辞めるんだから、礼儀に拘る必要はない、と。

普段のオレなら絶対に考えないようなことだ。

でも、それを当然のように受け入れていた。

理由は、チャンミンの言葉を借りるなら、”侵食”されているから、だろうか。

それ以外に思い当たる理由がない。

最優先事項はチャンミンのそばにいること。

頭が、心が、そう思っている。

だから、いけないことだとはわかっているけれど、もしもチャンミンが”行くな”ともう一度言ったなら、行かなかったと思う。

たとえ後悔したとしても、チャンミンに嫌われるくらいなら、そっちのほうがよっぽどマシだ。

「末期だな…」

思わず苦笑い。

そんなことを思いながらも、幸福を感じてしまう。

チャンミンと共に在ることに。

とにかく、早く仕事を終わらせて帰ろう。

そしてチャンミンと一緒に過ごしたい。

目的をそこへと定め、集合場所へと向かった。

まだ人は疎ら。

集合時間まであと10分しかないというのに。

そう思っていると、ぞろぞろと待ち合わせたように全員が揃った。

課長の声とともに姿勢を正し、再度持ち場等の確認。

武器を手に、用意してあった車へと乗り込んだ。

用意されていたのは黒塗りのバン。

一見、警察車両とは思えない、普通の車だった。

班ごとに分乗して現場へと向かい、少し離れた場所で停車。

そこから持ち場へは徒歩で行くこととなる。

「…」

不意に、チャンミンの言葉を思い出した。

後方支援だから大丈夫だと安易に考えていたから。

もしも、こっちに向かってきたらどうしたらいいんだ?

渡されたのはどう見ても普通の拳銃で、とても人外の生き物に通用するとは思えない。

せめて、何か対処法を聞いてくればよかった。

知識も武器も、対抗できるものはなにひとつない。

不安に駆られていると、不意に、足元を何かが掠めた。

驚いて目をやれば、1匹の猫。

シルバーともグレイとも思える美しい毛並みをしていた。

恐怖に蝕まれそうになっていたところへの不意打ちの登場。

猫ごときに過剰反応してしまった自分に苦笑いをし、膝を屈めた。

手を差し伸べれば、頬を摺り寄せ、小さな舌で指先を舐める。

「お前、人懐こいな。飼い猫か?」

問いかけてももちろん答えなど返ってくるはずもない。

「ここはもうすぐ危なくなるから、あっち行ってろ。な?」

ぽんと優しくおしりを押してみても、じゃれるように身を寄せるだけ。

柔らかい毛並みが気持ちいい。

「仕方ないな…」

まだ時間には余裕がある。

安全なところまで運んでやろうと、擦り寄る猫を抱え上げた。

「…?」

足元が暗くて気づかなかったが、月明かりに映し出されたその猫の瞳はまるでその月をはめ込んだような見事な金色。

デジャブを覚える。

その瞳に、見覚えがあったから。

「お前、まさか…」

名前を呼ぼうとしたのに、言葉が出てこない。

だからこそ、確信した。

しかも、その猫は可愛らしい声で小さく鳴き、オレの鼻面をぺろっと舐めた。

「…」

驚いた…。

まさか、猫にもなれるなんて。

呆然としていると、チャンミンと思しきその猫はオレの手の中から飛び降り、着いてこいと言わんばかりにオレを見つめる。

迷いはなかった。

持ち場を離れてはいけないんだろうけれど、それどころじゃない。

あまりに驚きすぎて。

猫の後を追いかけていくと、今度は黒く大きな犬が1匹。

ただならぬ雰囲気をまといながら木陰に鎮座していた。

「…」

その猫は躊躇うことなくその大きな犬に歩み寄り、身を摺り寄せる。

瞬間、イラっとした。

危ないと思うよりも何よりも、オレ以外の何かにチャンミンが懐いているその光景を見て。

嫉妬を露にじっとその犬を睨みつけていると、また猫がオレのほうへと戻ってきた。

その後を犬がついてくる。

「…?」

とりあえず猫となっているチャンミンを抱き上げた。

犬であっても、オレ以外に擦り寄る姿なんてもう見たくないから。

「…」

でも、なんか違和感が拭えない。

犬、か…?

何かいろいろと違うみたいだ。

全体は似ているけれど。

しかも、瞳が紅い。

その色はありえないだろう。

緑とか、青とかなら考えられるけど。

そうなってくると、この犬と思われる物体の名前がもやっと浮かび上がる。

チャンミンと思しき猫が懐いている以上、それしか考えられない。

「マジか…」

犬じゃなくて、狼。

つまり、猫がチャンミンで、狼がミノ。

わざわざオレのためにここまで出向いてくれたということなんだろう。

「ありがとな」

腕の中でおとなしくしているチャンミンにそう告げ、柔らかい毛に包まれた額にそっと口づけた。

するとお返しだといわんばかりにそっと唇を寄せる。

ひげが当たってくすぐったい。

恐怖も不安も忘れて、幸福に浸っていた。

そのときだった。

ぴくっとひげが震え、チャンミンが虚空を振り返る。

かと思えばオレの腕の中から飛び降りた。

小さな身体で、オレを守るように立ちはだかる。

「…」

オレは、どうしたらいいんだ…?

何ができる?

動くこともできずに立ちすくんでいると何かがオレを引っ張った。

振り返ると、ミノと思われる狼がスーツの裾を咥え、後ろに下がるようにと促している。

ここに留まっていても、足手まといにしかならない。

ならば、言うことを聞くしかない。

促されるまま後ろへと下がり、先ほどミノがいたその場所で足を止めた。

いったい、何が始まるんだ…?

持ち場を離れてしまったことも気がかりだし、オレのせいでチャンミンを危険な目に遭わせるのは嫌だ。

「…」

名を呼びたいのに、いまだ言葉が紡げない。

誰かが近くに居るということか…?

しかし、いくら目を凝らしてみても何も見えない。

見えるのは、夜空に大輪を咲かせた満月のみ。

「香りに誘われてきてみたんだけど…君は何者?」

姿はないのに声だけが風に乗って聞こえてくる。

歌うように、囁くように。

一見穏やかな声音に思えるのに、ぞわぞわと足元から恐怖が這い上がってくる。

緊張は最高潮に達し、心臓が早鐘を打つ。

落ち着こうと深呼吸してみるが、浅い呼吸しかできない状態。

嫌な汗が額から伝い落ちてくる。

袖でその汗を拭った瞬間、チャンミンの佇むその位置から数メートル離れたところに突如人の姿が生まれた。

異国の服に身を包み、白銀の髪と、白銀の瞳を持つその人が。

しかも、白銀の髪の間から獣のような耳が生えている。

「単なる猫じゃないみたいだね」

微笑むその人の向こうに、髪と同じく白銀の何かが見て取れた。

それは、九つの尻尾。

寒気を覚えた。

チャンミンの言ったとおりだ。

九尾狐がいままさに、オレたちの目の前にいた。

『ここから動かないでください。結界が張ってあります』

突如聞こえてきた声に、自然と身体が震える。

その声は、足元にいる黒い狼から発せられていた。

『主を危険に曝したくなければ、絶対に動かないでください』

頷くしかなかった。

だって、まさか本当にオレの元に現れるなんて思っていなかったから。

しかも…本物の化け物だったなんて…。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

九尾狐を知らない!?
メジャーなものだと思ってたのは葉月だけ??

ちゃみ猫すぐわかりました?
みの狼も??
素晴らしい(≧▽≦)
ユノ様は嫉妬深いね~(´∀`*)ウフフ

もうクライマックスですか!?
早いですね~!
ありがとうございますm(__)m

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

ちゃみ猫、葉月も欲しいっす!
できればミノ狼もセットで。
何しろ犬好きなんで(笑)

チャンミン君VS九尾狐!
どうなるのかな~(´∀`*)ウフフ

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Re: やだよー‼

ペ◇マミー 様

とうとう始まりました!
ユノ様のことはまぁ、チャンミン君が守るとして、チャンミン君は大丈夫なのか???
どうなっちゃうのかな~(´∀`*)ウフフ

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