雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 34

Double Trouble 34



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



姿を晒すわけにはいかない。

獣の形を取り、僕たちはユノの元へと向かった。

どこへなんて聞かずとも、気配でわかる。

血が教えてくれる。

本能に従い、導かれるままに進めば案の定ユノがいた。

適当な場所を見つけて結界を張り、ユノを導く。

わかってくれなかったらどうしようかと思っていたけれど、どうやらわかってくれたみたいだ。

猫が、僕だと。

ユノの腕の中でしばし幸せを感じていると、それを邪魔するように刺々しく重苦しい空気が生まれた。

だんだんとその空気が近づいてくる。

思ったよりも、力が強い。

おそらく、生きた肝臓を欲しいままに貪っていたからだろう。

厄介だ。

「香りに誘われてきてみたんだけど…君は何者?」

僕に投げかけられたものではない。

結界内に入れてもなおユノの気配を感じ取っている。

まぁ、完全に消せるとは最初から思っていなかったけど。

でもめくらましにはなる。

「…」

ふわりと空気が揺れる。

そして、一瞬にしてその姿が目前に現れた。

「君は…単なる猫じゃないみたいだね」

「…」

この姿では、ほとんど何もできない。

でも、ユノが傷つけられるよりはましだ。

僕ならばどんなに傷を負っても人間より回復は早いし、死ぬこともほとんどない。

それに、ミノがいる。

猫の姿では、ほとんど力が出せないが、ミノは違う。

あれもまたミノ本来の姿だから。

『下がっていろ』

「…」

相手を見据えたまま、ゆっくりと後ろへ下がった。

そして、ユノの元へと向かう。

たどり着くなり抱き上げられて、腕の中。

見上げれば、恐怖からだろう、顔色は悪く、強張っていた。

よくそんなんで、仕事だから行くと言い切れたものだ。

呆れてしまう。

でも、敵対して初めてわかるんだ。

その禍々しさであったり、恐ろしさであったり。

対峙して初めて知り、そして後悔する。

ほとんどの人間は後悔した瞬間に命を落としてしまう。

でも、ユノは絶対にそうさせない。

「さっきの猫のほうがおもしろそうだな…」

相当力を蓄えている。

力の差を見ただけで見抜くなんて。

『お前など私で充分だ』

「ねぇ、猫ちゃん。僕と遊ぼうよ」

ミノの言葉はまるで無視。

まっすぐに僕を見つめ、九つの尾と、獣の耳を持つ少年が告げる。

「僕が勝ったらそこにいる人間の命、猫ちゃんが勝ったら僕の命。楽しいゲームになると思わない?」

やはり、ユノが気になるみたいだ。

目の前の僕でもなく、ミノでもなく、ユノを選ぶなんて。

「もし受けないなら…」

笑みはそのままに、眼差しだけが冷え込んでいく。

刺々しいオーラ。

「全員殺すよ?」

その言葉に、僕を包んでいたユノの腕が大きく震えた。

命の危険を無意識に感じ取ったのだろう。

僕たちにとってはこんなやり取りなんか当たり前だが、人間にとっては違う。

青ざめたユノの頬へ、身を伸ばして口づけ、飛び降りようとユノの腕に前足をかけた瞬間、抱きすくめられた。

「ダ、ダメだ!」

死にたくない。

行かせたくない。

そんな葛藤が見て取れる。

心配はいらないとそっと唇を寄せ、するりと腕の中から抜け出した。

「…っ」

名を呼ぼうとしたのだろう。

唇は動けど、僕の名前を象る音は出ない。

再び結界から抜け出し、ミノの隣へと並んだ。

「場所、変えたほうがいい?」

問いかけを受け、背を向けた。

数歩進んで、振り返る。

ついてこいと。

視線を受け、少年が一定の距離を保ちながらついてくる。

誰の目にもつかない場所がいい。

もしバレたなら、そのままユノとともに姿をくらませばいいことだ。

緑深く生い茂る、人の寄り付かない場所へと向かい、足を止めた。

ここなら大丈夫だろう。

「…」

目を閉じ、遺伝子を元の位置へ配置する。

「へぇ…」

楽しそうな声だが、息を飲むのが聞こえた。

目測を誤ったという顔だ。

当たり前だ。

こう見えても純血。

月の主たる称号を歴代の中で一番若くして授かったのだから。

負ける気はしない。

「手加減はいらないみたいだね」

「…しゃべってないで、かかってきたら?」

ユノの血を飲んでおいて正解だった。

凝固しないよう、薬の入れられた輸血用血液だけではこうはいかない。

さっさと終わらせよう。

ユノに要らぬ心配はさせたくない。

ミノがついてはいるが、絶対に恐怖と不安に怯えているはずだ。

「足、震えてるけど大丈夫?」

「…っ」

好戦的だった眼差しも表情も、いまは一片も残っていない。

でも、敗北を認めるにはプライドが邪魔をする。

闇の眷属は、無駄にプライドが高いから。

しかしながら、実力の差は決定的。

負ける気はしない。

万に一つも。

「僕に従うなら命は助けてあげるよ」

「ふ、ざけるなっ!」

そうなるだろうね。

わかっていた。

挑発すれば、簡単に引っかかることは。

突進してきた少年の手には、細い刀剣がひとつ。

血を啜り、妖刀となったそれ。

別に、避ける必要もない。

僕を守るように桜の花びらが無数に渦巻き、少年の肌を切り刻んでいく。

「おいしい?」

誰にともなく問いかけた。

頭の中に響く嬉の感情。

桜の花びらが少年の姿を覆い隠し、悲鳴だけが聞こえる。

そろそろいいだろう。

僕の意を汲み取り、桜の花びらがひらひらと舞い落ちていく。

残ったのは血まみれとなり地べたにはいつくばった、先ほどの少年だった。

既に瀕死。

息はか細く、身動きひとつ取れないようだ。

「名前は?」

「…テミン…」

名前を告げるということは、負けを認めるということ。

眷属になるということ。

真名でもって盟約とし、命尽きるまで従う。

「いい子だね、テミン」

「…っ」

名前を呼んだ瞬間、花びらによって切り裂かれた衣服の隙間から見えていた肌に紅く紋章が浮かび上がる。

背中に刻み込まれた僕の所有物たる証の紋章。

刻まれる際に生まれる激痛は、想像を絶するという。

テミンの口から悲鳴がほとばしる。

静かな森に響く声。

その声が止んだのは10秒ほどしたときだった。

痛みに意識を失ったテミンの身体が僕の影に溶け込んでいく。

とりあえず、危機は回避した。

ここに用はないと、ユノの元へ戻るため、来た道を僕は歩いていった。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

こっちでもテミン君登場~(笑)
チャンミン君の影に消えちゃいましたね~…。
不可抗力とはいえ、犯人を捕まえちゃったチャンミン君。
ユノ様、怒られちゃうのかしら?
はてさて~(´∀`*)ウフフ

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Re: 妖しの世界

K◇O 様

チャンミン君、こう見えてスゴイ人なんです(≧▽≦)
え?わかってるって??
ユノ様、そんな人と契っちゃいました(笑)
とりあえずは危機を回避したみたいですが…。
どうしましょうね~…。
何しろ、ユノ様たち人間が捕まえなきゃならない相手倒しちゃいましたからwww
明日もお楽しみに~(´∀`*)ウフフ

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

血統書つきチャンミン君(笑)
自分の力使わず、桜の力だけで撃退です(≧▽≦)
夜のお話に続いて、テミン君でしたwww
なんか、九尾狐っぽいかな?って。
ただそれだけなんですけどね~(´∀`*)ウフフ
そしてミノ君の同居人に( *´艸`)
これからどうなるのかな~?
お楽しみに~♪

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Re: (/▽\)♪ぁ

ペ◇マミー 様

チャンミン君ったら最強様なんで(笑)
桜の力だけで勝っちゃいました~(´∀`*)ウフフ
まだまだ謎がいっぱい!
とりあえず危機は回避したので、ユノ様の元に戻らないと…ね♡

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