雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 39


Double Trouble 39



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



どれだけ願っても、時は待ってくれない。

気だけが焦る。

「ユノ!」

苛立ちは最高潮。

部屋に駆け込んできたシウォンを無意識に睨みつけていた。

「そんな怖い顔すんなよ。いい情報持ってきたんだから」

「…」

「無視かよ」

がっくりと肩を落とし、あからさまにため息をつく。

いまだ、オレはこの男を信用していない。

なにしろ、オレと同じくチャンミンに近づくためにこのカルト集団が派遣した人間だ。

もしもオレの配属が決まっていなかったら、シウォンがオレの立場になっていたということ。

チャンミンを誘惑し、陥れ、命を奪うために。

信用できるわけがない。

「明日の儀式を前に、今日の夜ミーティングがあるんだって。警備はそっちを重要視してるから、監視の目が緩む。このタイミングを逃したら後がないぞ」

「…」

信じるか、否か。

しかし、明日は新月。

チャンミンの浄化と称した処刑が執行される日。

つまり、オレに選択の余地はない。

もう、やるしかないんだ。

「オレが監視の目をひきつけるから、その間に連れ出せ。いいな?」

「…」

保険はかけておこう。

罠に嵌められるのはご免だ。

オレには、チャンミンと一緒に生きるという目的がある。

目的を果たす前に死ぬなんて冗談じゃない。

前世のオレだかなんだか知らないけれど、いま、オレの大切な人はチャンミンだけ。

チャンミンを救うために、生きるためにはなんだってやる。

そしてオレは誰にも気づかれぬよう細心の注意を払い、準備を整えた。

決行は午後21時。

会議が始まりと同時に行動を開始した。

物陰に身を潜めて時計を見やり、呼吸を整えた。

オレの目の前をシウォンが通り過ぎていく。

ちらっと、一瞬だけオレに視線を向け、チャンミンの監禁されている部屋の看守へと向かった。

「これ、差し入れ」

「いいのか?」

「ちょっと買いすぎちゃってさ、消費協力しろよ。賞味、今日までなんだ」

「悪いな」

そば耳を立てていると、何も起きないから暇だとかなんだとか。

しばらくシウォンの差し入れを食べながら下らない雑談をしていた看守だったが、だんだんと口調がおかしくなる。

完全にろれつが回っていない。

物陰から覗けばちょうど、その男がその場に崩れ落ちるところだった。

「…」

眠りに堕ちた看守に心の中で謝罪を述べ、扉を解錠して中へと進む。

数日前同様、チャンミンは銀で拵えたベットの上で、拘束具をそのままに横たわっていた。

やつれた気がする。

腕を背中へと差し込み、抱えあげた。

細いとはいえ、大の男。

しかも眠っているとなれば、半端ない重さだ。

「…っ」

しかし、ここで手間取るわけにはいかない。

抱えあげるのが無理なら背負おうと腕を掴んで引き寄せた。

「貸せ」

「あ…」

「時間がない。行くぞ」

振り返った視線の先。

そこにはミノが佇んでいた。

オレが抱えあげられなかったチャンミンを軽々と抱えあげて。

「なんで…」

「僕の意思だ。コイツを死なせたくない」

心強い。

最強のパートナーだ。

部屋を出た瞬間、轟音が響いた。

どうやらうまくいったみたいだ。

「あれもお前が?」

「あぁ」

思いがけないところで役に立った。

絶対に使うことはないと思っていただけに、自分自身驚きだ。

警察に配属を指したこの腐った連中にそこだけは感謝しないとかもしれない。

「こっち、こっち!早く!」

声が聞こえたほうに視線をやれば、行く先にいたのは、先日オレたちの敵として対峙した九尾狐だった。

なぜ…?

「コイツが契約を交わした使役だ。裏切ることはないから安心しろ」

ひとりでなんとかしなきゃと思っていたのに、蓋を開けてみれば仲間がいた。

なんか、嬉しくなる。

裏口から外へ出ると1台の車が滑り込んできた。

「乗れ!」

運転席にいたのはシウォン。

迷ったが、これしか逃走手段はない。

座席へと滑り込み、扉を閉めるより早く車が走り出した。

「…」

青白い、生気のない顔。

胸が苦しくなる。

でも、もう一度生きて逢えた。

助けることができた。

いまは、それで充分だ。

望みすぎず、ひとつずつ先に進んでいけばいい。

「これを外す鍵は?」

「悪い、それだけはどうしても持ち出せなかったんだ。警備が半端じゃなくて」

そうだろうな。

これがあるからこそ、チャンミンはこうしておとなしくしているのだから。

前世の記憶が蘇ったことで、チャンミンの一族に関しての記憶も呼び起こされた。

ヴァンパイアは銀や白木に対して力を発揮することができないと。

しかも、これは力を封じるではなく、吸い取るように細工が施されている。

これをどうにかしないことには、チャンミンの命が危ない。

一難去って、また一難。

次なる難題に一度は喜び勇んだ心が沈んでいく。

「切れないの?それ」

軽くそう問いかけてきたのは、九尾狐の少年だった。

助手席に膝立ちで、くりっとした目でオレたちを見つめていた。

「切れたとしても力が戻らなければ意味がない」

答えたのはミノだった。

いつになく神妙な面持ちで。

「なんで?」

「もしいまの状態で拘束を外したら、間違いなく血を見ることになる」

「え…?」

「ヴァンパイアは他のどんな生物よりも防衛本能が高い。極限まで力を吸い上げられ、飢餓状態のコイツを放ったら…真っ先に僕たちが殺されるだろうな」

淡々とした口調だからこそ、余計に怖かった。

「あ~、そっか。残ってた力全部ミノにあげちゃったもんね」

「…」

「え…?どういう…」

「僕に撃ち込まれたのは銀で精製された弾丸だった。銀はコイツと同じく、僕の一族にとっても厄介な物質だ。僕を助けるために、コイツは残っていた力を全部僕に注ぎ込みやがった」

忌々しいと言わんばかりに渋面を浮かべ、舌打ちする。

「じゃあさ、戻ってあそこで暴れさせちゃえばイイんじゃない?アイツら、生きてる価値ないし」

さらっと怖いことを言う。

チャンミンの使役になったというが、本質は変わらない。

好戦的なままだ。

「コイツはそれをよしとしないだろうな…」

「どういう意味だ?」

「人間を絶って、もう400年ほどになる」

「は…?」

想像を絶する年数に、思わずそう呟いた。

腕を組み、目を伏せていたミノはゆっくりとまぶたを開き、オレを見つめる。

その視線にはかすかな憤りが浮かんでいた。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

合ってるかな~?
合ってなかったらどうします~??

いろいろ考えてるんですよ~(*´∀`)♪
どSとしては、ひ◇み様がいちばん嫌なことか恥ずかしいことをやってもらいたいので~(笑)

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

ユノ様、頑張りました~(≧▽≦)
けれど一難去ってまた一難。
この状況をどう乗り切るのか!?
難題ですね…"(-""-)"

人間を絶って400年ということは…いったいチャンミン君はいくつなんだ??
そりゃ生きるのが嫌になっちゃいますよね…。
仲間?トモダチ?はミノ君しかいなかったワケだし…。
そんな寂しさを埋められるのはユノ様だけ!
もういっちょ頑張ってもらいましょ~(´∀`*)ウフフ

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