雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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MIROTIC ep.3-33


MIROTIC ep.3-33



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★




なんていい両親なんだろう。

同性の恋人なんて、この時代では到底受け入れてもらえるものじゃないのに。

内心はとても複雑だろう。

それなのに、その想いをおくびにも出さず、温かい笑顔で頷いてくれる。

とても愛にあふれた家族。

オレにはなかったものがここにある。

何もかもが正反対。

だからこそ、余計に惹かれたのかもしれない。

「絶対に、チャンミナを幸せにすると…約束します」

「お願いね?」

「…はい」

視線を落とせば、声を殺して涙するチャンミンの姿があった。

ぎゅっとオレの手を掴んで、懸命に堪えている。

そっと髪を撫でて、微笑んだ。

まぁ、いきなりこの状況じゃ起きるに起きれないよな…。

「あなた」

「ん?どうした?」

「日が暮れる前にちょっとお散歩したいんだけど、連れてってくれない?」

言葉なく頷き、車いすを手にお母さんの元へと向かう。

支えながら車いすへと身体を移動させ、病室を出る間際にお母さんがオレに向かって小さくウィンクした。

そして、車いすを押すお父さんもまた意味深に微笑む。

気づかれてる…。

苦笑いを浮かべ、扉が閉じると同時にチャンミンへと視線を戻した。

「チャンミナ」

「…っ」

呼びかければ、涙をいっぱい溜めた瞳がまぶらの裏から現れた。

手を解いて、腕を伸ばしてぎゅっとオレに抱き着くその身体を抱きしめ返し、首筋に埋もれながら微笑んだ。

「ゴメンな?勝手なことして」

怒られる前に謝れば、髪を振り乱すようにかぶりを振る。

謝る必要はないと言うように。

「いいご両親だな。ふたりともチャンミナのことをとっても大事にしてる」

「う、ん…っ」

「幸せにするって、約束した」

「うん…っ」

しゃくりあげながら、オレの紡ぐ言葉に何度もうなずく。

まるで小さな子どもみたいだ。

「ずっと一緒にいような?」

「いる…っ。離してなんか、やんないんだから…っ」

「それはこっちのセリフ」

次から次に溢れる涙に口づければ、こぼれる笑顔。

うん、可愛い。

「ホテル、予約しといた。夜景の綺麗な部屋。日曜日まで連泊」

耳元で甘く囁き、首筋にそっとキスをする。

その間にベット交換の手配もしたし、完璧だ。

いや、正確には完璧じゃないけど。

休みが終わったら、アイツを叩き潰してやる。

ゆっくりと肩から離れていく頭。

まだ涙にぬれているその頬を撫でて、微笑んだ。

「笑って?」

「おもしろくもないのに笑えるか…っ」

そんなつれないことを言いながら、柔らかく微笑む。

そのアンバランスなチャンミンにオレもまたつられるように笑う。

「お母さんたちんトコ行くか?」

「…うん」

手を繋ぎ、病室を出た。

肩を並べて廊下を進んで、中庭にいるふたりに合流する。

茜色の光に包まれた中庭でしばらく会話を楽しみ、オレたちは駐車場へと向かった。

「メシはどうする?食ってくか、ホテルのレストランか、ルームサービスか」

オレ的にはすぐにでもふたりきりになりたいからルームサービスがいいけど、そこはチャンミン次第。

選択肢をいくつか挙げて問いかければ、甘えるように肩へ頭が乗る。

「ルームサービス」

チャンミンも同じ気持ち?

なんか嬉しくて、寄り添った額にそっと口づける。

「じゃあ、早く行こう」

「うん」

ポケットから車のカギを取り出し、視線を前へと戻したその時だった。

「…」

見覚えのある人が、そこにいた。

なんで…。

「ユノ…?知り合い…?」

「オレが所属してる隊の隊長」

「え…?」

繋いだ手を解こうとするから、慌てて握りしめた。

離れる必要はない。

隠す必要も。

足を止めると、エリックはゆっくりと歩み寄ってきた。

「テミンから話はすべて聞いた」

「…いま、休暇中なんで」

「別にお前はどうでもいい。話があるのはシム・チャンミン君だ」

できるわけがないとわかっていて、こういうことを言うんだ。

ちっと舌打ちし、小さく息をついた。

「シム・チャンミン君、だな?」

「…」

じっと窺うような視線。

まるで値踏みでもするように。

その視線を受けながらも狼狽えることなく、エリックはサングラスを外して胸ポケットへとしまいこんだ。

「この度はうちのエージェントであるイ・テミンが迷惑をかけ、申し訳ありませんでした」

「…」

「現在、イ・テミンには謹慎を言い渡してあります」

謹慎?

生ぬるすぎる。

できりなら解雇処分して、実刑にしてほしいくらいだ。

あんないい人を、チャンミンのお母さんを危険な目に遭わせたんだから。

「医療費等、すべてこちらで負担させていただきます」

「…」

金で全部解決する気か…?

だとしたら、最低だ。

許せない。

「ユノ、行こう」

エリックの存在を完全に無視し、そう告げる。

異論はない。

こんなの、時間の無駄だ。

「イ・テミンについての処罰のご希望は?言う通りにする」

背中に投げかけられた声。

振り返ったのはオレだけで、チャンミンは足を緩めることも、止めることもなかった。

そのまま助手席へと乗り込み、俯く。

「チャンミナ…」

「殺してやりたい…」

「…」

俯いたまま、表情ひとつ変えずに呟く。

いまだかつて聞いたことがないくらい低く、感情の見えない声。

「…最低ですよね。そんなこと思うなんて…」

チャンミンは、優しすぎる。

そして、真面目すぎる。

だから傷つくんだ。

「オレでもそう思う」

「え…?」

「でも、チャンミナがやる必要はない。やるなら…オレが殺る」

チャンミンの手は絶対に汚れさせない。

そういう汚いことは、オレの専門分野だ。

「嫌ですよ」

「え…?」

「ユノが犯罪者なんて、嫌です。それじゃ僕が幸せになれないじゃないですか」

頬を膨らませ、ぷいっとそっぽを向く。

あんな物騒なことを言っておいて、いきなり幼い子どもに逆戻り。

「チャンミナが望むならなんだってやるよ、オレは」

その言葉に嘘偽りはない。

ひとつも迷いはない。

「だから、嫌だって言ってるじゃないですかっ」

「うん。嫌だって言うならやらない」

伸びてきた手が、ギアに置かれているオレの手に触れる。

「いまは…まだ感情の整理がついていないだけです」

「ん」

「僕のせいで誰かが死ぬのは嫌です。復讐は、新たな復讐しか生まない。だから…さっきの人に、伝えてください。もう少し考える時間をって。落ち着いたら連絡しますから」

顔は窓の外を向いたまま。

その先にはいまだエリックが佇んでいた。

「…わかった」

するりと手が離れていく。

その手でポケットから携帯電話を取り出し、エリックへと連絡をする。

チャンミンの言葉を告げ、もう用はないと後部座席へ放り投げる。

そして、離れて行ってしまったその手を握りしめた。



つづく。






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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

ホント素敵なご両親(T_T)
息子のことをよくわかっていらっしゃる!
嫌なことはあったけど、すべて報われたカンジ?
にしてもテミン君…"(-""-)"
さて、チャンミン裁判官はどんな判決を下すのかな~(´∀`*)ウフフ

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Re: 未来に向かって

K◇O 様

もう誰も邪魔できないくらい、強くて太い絆が出来上がったような?
いまだチャンミン君は好きって言ってくれませんが(笑)
でも、気持ちはちゃんと伝わってますよね~(´∀`*)ウフフ
テミン君のことはとりあえず置いておいて…ホテルへGO💨

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

チャンミン君、優しいからね~(´∀`*)ウフフ
ユノ様以外には(笑)
エリックも認めざるを得ないのでは!?

無事にご両親の承諾ももらって、あとは結婚に向かって突っ走るだけ💨
半年間、悶々としてきた甲斐がありました?

6月か~…。
6月は会社の人と飲み会やる約束しちゃってるんですよね~(;^ω^)
それに、梅雨はちょっと…。
またクイズを作成しなければ(>_<)

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

ホント素敵なご両親です♡
チャンミン君のことよくわかっていらっしゃる!
バレないようにって必死に我慢してたチャンミン君でしたけど、意味なかったですね~(´∀`*)ウフフ
でも、可愛いからOKでしょ~(≧▽≦)
ダダっ子みたいだけど(笑)
ユノ様ただいま休暇中ですから問題なしですよ~。
ミッション中だったら間違いなく怒られますけどねwww

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