雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Double Trouble 54


Double Trouble 54



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



なぜだろう…。

初めて来た場所なのに、懐かしい気がする。

この、少し湿った空気とか、どこからともなく風に漂う血なまぐささとか。

窓の外を見ながらぼんやりと考えていると、遠くから悲鳴が風に乗ってやってきた。

耳を塞ぎたくなるほどの恐怖、憎悪。

いったい、何が起こってる…?

おそらくチャンミンが関わっているだろうことはすぐにわかった。

でも、ここから出るわけにはいかない。

チャンミンの言葉に背くわけにはいかない。

「…」

無事、だろうか…。

不安になる。

優しくてマジメなチャンミンが、あの連中にいいように言いくるめられてしまうんじゃないかと。

「…?」

なんだ…?

疑問が渦巻く。

なぜ、知っているんだ?

オレは人間だ。

かつて愛する人を目の前で殺された人間。

なのに、なぜ知っている…?

そういうヤツラだと。

もしかして、まだ知らない何かがあるのだろうか…。

確証はないけれど、そんな気がする。

そして、チャンミンはそれすらも把握しているような気がする。

「…」

「なに考えてんの~?」

振り返ると、頭の後ろで手を組み、面倒くさそうにオレを眺めているテミンがいた。

聞いてもいいのだが、聞いたところで意味はない気がする。

ため息をこぼせば、むっとしたように眉根を寄せる。

「悪い。怒らせるつもりじゃないんだ」

「じゃあ、なんなのさ」

「この空気が懐かしいと思って…もしかしたら、ここにいたことがあるんじゃないかと思っただけだ。テミンにはわからないだろ?オレがここにいたかどうかなんて」

「うん、わかんない」

あっさりとそう告げ、ソファヘと腰を下ろす。

「マスターならわかるんじゃない?」

「たぶんな。教えてくれるかどうかは別として」

「聞けば教えてくれるよ。だって、マスターってば、アンタにだけは甘々じゃん」

言われるほどなのか…?

でも、たぶんそうなんだろうな…。

そっと息をつき、もう一度窓の外を見やった。

「そういえば、シウォンは?」

「いるよ?まだ悩んでる」

「…?」

「橋渡し役を引き受けるかどうか」

そうか…。

オレは人間じゃなくなったから、橋渡しをするには不適合。

どちらの心情も理解できるのはシウォンのみということになる。

いつの間にかチャンミンはそこまで話してたんだな…。

たぶん、オレが寝ている隙に。

うわさをしていると、ひょっこりとシウォンが姿を現した。

「よう。生まれ変わった気分はどうだ?」

「別に大して変わってない。しいて言うなら、身体が軽くなった気がするくらいかな?」

「充分、いいじゃん。オレなんかこの先、年々身体が動かなくなってくんだぞ」

確かにその通りだ。

思わず笑えば、シウォンもまた笑った。

「不思議なもんだな、縁ってのは」

「そうだな」

かつて恨んでいた存在になるなど、過去のオレが知ったならどう思うのだろうか…。

でも、今を生きているのはオレだ。

選択した道に後悔はない。

「お前はどうするか決めたのか?」

「できる限り、やってみようかと思ってるよ。妹の願いでもあるし」

その言葉にうなずいたのはテミンだった。

「言ってた、言ってた」

「…?」

「マスターを助けてあげてって。私のためにいろいろしてくれたからって」

妙な連帯感、とでもいうのだろうか。

テミンの頭を撫でるシウォンの姿がなんとも言えない。

こうしていると、兄弟みたいだ。

テミンもまたまんざらでもなさそうだし。

「ところでさ…オレ、ここにいて大丈夫なわけ?なんか、狼の群れの中に放り込まれた羊みたいになってるけど」

確かにその通りだ。

言い種に笑えば、笑い事じゃないと怒られる。

「ここにいれば大丈夫だろ」

「オレの社会復帰はいつごろできんだろうな…。っていうか、そもそもできるのか?」

そういえば、バチカンの動きはどうなっているんだろうか。

一緒に消えたとなれば、間違いなく疑われている。

見つかったら、大変なことになる。

おそらく、裏切り者扱い。

だとすれば、とりあえずここにいるのが一番安全な気がする。

「とりあえずおとなしくしておいたほうが無難だろうな」

「だよなぁ…」

考えれば考えるほど、微妙な立場だ。

ある意味、どちらからも狙われる可能性がある。

しかし、考えてもオレに答えなんて出せるわけもない。

チャンミンなら何かしらの提案をしてくれるんだろうけど。

「どうかした?」

沈黙が訪れた瞬間、そんな声が聞こえてきた。

顔を上げれば、いつもどおりの微笑み。

しかし、漂う匂いに眉根を寄せた。

「ただいま」

「…なに、してきた?血のにおいが染み付いてる」

「制裁を加えてきただけだよ。僕を罠に嵌めたものと、前世のユノの大切な人を奪ったものに」

だからって、ここまで香るのか?

オレが人間ではなくなったからだろうか…。

しかし、なんとなくそれだけではない気がする。

「桜と同化したからね」

「…?」

「あの桜は血肉を肥やしに生きてる。だから、そのふたりを養分として与えたんだ」

恐ろしいことをさもなんでもないように言う。

もっと恐ろしいのは、それを素直に受け入れてしまっているオレ自身だ。

「ユノ?」

「いや…なんでもない」

「…」

じっと注がれる眼差しを見つめ返し、微笑む。

これが、日常。

「ん…?さっき、誰と誰って言った…?」

「僕を罠に嵌めたものと、前世のユノの大切な人を奪ったもの」

「なんで…?」

「僕の自己満足だよ。もしくは、ケジメ?」

なんでもないことのようにそう告げ、小さく微笑む。

ホント、とんでもないヤツだ。

「ありがとな」

「言ったでしょ?僕の自己満足」

礼を言うことではないと遠巻きに言い、ぷいっとそっぽを向く。

幼い仕種に笑みを深め、思わず抱き寄せた。

白い目で見られようが構いやしない。

オレはチャンミンのもので、チャンミンはオレのものだから。



つづく。






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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

シウォンさんの存在を…(;^ω^)
可哀想に…結構、最初のほうから出演いただいていた方なんですけどね(笑)
テミン君は無邪気ですね~(´∀`*)ウフフ
皆様のご意見の変貌ぶりが葉月は楽しくて仕方がない!
最初はあんなに敵意剥きだしだったのにwww

何を言ってるんですか!
全部、残さずに食べていただきますよ~♪

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

恥ずかしがり屋さんなんです(笑)
ユノ様の記憶も気になりますね~♪

シウォンさんとテミン君、なんかホントの兄弟みたいwww
すっかりムードメーカーです♡

HPはいろいろと大変で…。
なので、いま相方が地道にHPからブログに移設中なんです(;^ω^)
だからかぶってるのもあるんですよ!
Mariaシリーズとか、Close your eyesシリーズとかそうですね。
ちなみにMariaはBitter Sweetに出てきてるMariaで働くシナメンがメインのお話です(^^♪
トンのおふたりは出てきてないんですけどね。
もし興味があったらどうぞご覧ください(≧▽≦)

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