雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Your Man ep.2-22


Your Man ep.2-22



★♪♯♭☆♪♯♭☆♪♯♭♪♯♭☆♪♯♭★



たった数時間なのに、もう何年も逢っていなかったみたいだ。

姿を見た瞬間、また涙腺が壊れそうになった。

驚くより先に手を引かれ、気づくと目の前にはチャンミンの背中。

守られるみたいに。

きゅっと、胸が締め付けられる。

もっと感じたくて、場所とか場合とか一切忘れて抱きついていた。

ぴったり背中に寄り添って、その香りを胸いっぱいに吸い込んで。

どこにいた、とか。

何をしていた、とか。

聞きたいことはいろいろあったけど、どうでもいい。

チャンミンが戻ってきてくれた。

それがすべて。

チャンミンに酔いしれていると、不意に名前を呼ばれた。

顔を上げて肩越しに見やれば、彼女がオレを見つめていた。

穏やかな眼差しで。

「幸せになってくださいね。大変なことがあっても、負けないで」

充分、いまだって幸せだ。

もしもチャンミンがいなかったら、色のない世界みたいだ。

チャンミンがいて初めて、オレでいられる。

大好きな人。

誰よりも、何よりも大切な人。

背中に額を押し当てて、目を閉じて、ただ全身でチャンミンを感じる。

それだけで、心が満たされていく。

チリョンはああ言ってくれたけど、やっぱり不安だったんだ。

もしかしたらもう、チャンミンはオレの元に戻ってきてくれないんじゃないかって。

捨てられちゃったんじゃないかって。

まぶたを持ち上げて、真っ直ぐに見つめていると、チャンミンがゆっくりをオレを振り返った。

痛みを堪えるような、苦しそうな表情で。

「ユノ…」

かすかに聞こえてきた声。

でも、それを発したのがチャンミンなら、オレが聞き逃すことはない。

たとえ、風にかき消されそうなほど小さな、か細い声であっても。

「うん…?」

「ホントに、僕でいい…?」

そんなの、いまさらだ。

考えるまでもなく、答えはわかりきっている。

「チャンミンじゃなきゃ、嫌だ」

昨日、散々考えて。

今日もずっと考えたけど。

オレには、チャンミンが必要だって。

視線をそらすことなく、はっきりとそう告げた。

迷いなんてないから。

もしもチャンミンがオレなんかいらないって言っても、オレには必要だから。

何があっても、絶対に別れてなんかやんない。

この手は、絶対に離さない。

「チャンミンしかいらない」

「…」

だから、そばにいて。

お願いだから、離れていかないで。

少しの変化も見逃すことなく凝視していると、かすかに微笑みが浮かんだ。

どこか寂しそうなその微笑み。

「帰ろう?」

「うん」

帰る。

そう言ってくれただけで嬉しい、と思った。

つまり、帰る場所は同じだということだから。

手は繋いだまま、交わす言葉もなく、ただゆっくりと歩いていく。

思いつめたようなその横顔に、話しかけようとして、何度も言葉を飲み込んだ。

こんなに近くにいるのに、遠くにいるみたいだ。

手を繋いでいないと、不安になる。

「こ、ここはオレに任せてください!」

とりあえず仕事だと店に行ったら、ミノに追い出されてしまった。

たぶん、責任を感じているんだと思う。

チャンミンと顔を見合わせると、ふっと笑みが浮かぶ。

でも、やっぱりどこか寂しそうで、壊れてしまいそうで、怖い。

「チャンミン…?」

「うん?」

「…」

なんて、聞けばいいんだろう…。

何を聞きたいんだろう。

そばにいてくれればそれでいい。

でも、なんか物足りない。

ひとつ満たされると、またひとつ。

こんな卑しい人間だったっけ…?

どんどん嫌なヤツになっていくみたいだ。

チャンミンが好きすぎるがゆえに。

「…っ」

「ユ、ユノ…?」

ボロボロ、ボロボロ、また涙が溢れていく。

「見ないで…っ。気づかないで…っ」

「…」

嫌われたくない。

こんな、醜くてどろどろしたものが自分の中にあるなんて…。

そんなこと、思いもしなかった。

俯いて顔を隠し、でも繋いだ手が離せない。

見ないで欲しいのに、そばにいたい。

メチャクチャだ。

「…っ」

自分のわけの判らない行動にさらなる嫌気を覚えていると、ふわりと優しく包み込まれた。

甘い香りがオレの中に広がっていく。

「こうしてれば見えないから…ね?」

「ちゃみ…っ」

「好きだよ、ユノ。愛してる」

「…っ」

必死に、しがみついていた。

離れたくなくて。

失いたくなくて。

考えるだけで、怖い。

「ゴメンね…?不安にさせて。もう、どこにも行かないから」

「…っ」

「ずっと、そばにいるよ。ユノの隣に、いる」

こんなオレでも、そばにいてくれる…?

ホントに…?

でも、たぶんもう手離せない。

どんなに嫌な人間になってもチャンミンだけは…。



つづく。






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Re: こちらも

ノー◇カモ 様

ちょっと夜のお話も切なくなっちゃいましたね(;^ω^)
すみませんm(__)m
可愛いユノ様にはもう少しで逢えるかも!?
もうしばらくお待ちくださいませ♪

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Re: タイトルなし

ネ◇リ 様

実は、同じようなことで悩んでるんです(笑)
なんだかんだ、ラブラブ♡
好き過ぎるが故の葛藤ですね~(´∀`*)ウフフ
今回のことでお互いどれだけ相手のことを好きか気づいたようだし、
またバカップル街道まっしぐら💨

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Re: タイトルなし

か◇みん 様

チャンミン君、切なそうですね~…(T_T)
男同士っていうのはやっぱり大変だと思いますよ?
認めてくれるって保証はどこにもないですからね~…。
男女であっても、認めてくれない人もいるんですからやっぱり不安なんじゃないかなと。
ま、葉月の勝手な考えですが(笑)
こういう世界を知ってしまうとウェルカムムード満載ですけど(´∀`*)ウフフ
とりあえず…チャンミン君に自身を取り戻してもらわないとですね♡

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Re: タイトルなし

ひ◇み 様

お疲れ様ですm(__)m
イチャコラはおあずけ~(´∀`*)ウフフ

純粋すぎるがゆえに、過剰なほど汚い部分が自分にあると知って不安になっているようです。
ユノ様はチャンミン君を好きだから、チャンミン君はユノ様が好きだから。
仕方のないことなんですけどね~…(;^ω^)
独占欲も嫉妬も。
相手を想えばこそ生まれる感情。
人間というのは複雑ですね~…(笑)

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