雪・月・花 ~From.Sweet Drops~

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Spinning 55

Spinning 55

僕と、ユノが初めて出逢った日。
それからちょうど6年。

僕たちは小さなチャペルにいた。
まだ同性での結婚は公に認められていないけれど、この小さな教会だけはそんな僕たちを受け入れてくれた。

銀色の刺繍が施された白いロングタキシード身を包んだ僕が鏡の中にいた。

「…」

どうしよう…。

すごく、緊張する。
どうにも落ち着かなくて、ドキドキが収まらなくて。

「チャンミナ~っ」

勢いよく開いた扉から出席者のひとりであるキュヒョンが飛び込んできた。
しかし、扉を開け放つために開いた両腕をそのままに静止する。

「キュヒョナ…?」

「せ、先輩!カメラーーーーーっ!」

「は…?」

緊張も吹き飛ぶくらいの大きな声。

きっとこの小さなチャペル内全部に響いていることだろう。
扉を開け放ったまま走り去ってしまったキュヒョナ。
僕はただ茫然とその場に佇んでいた。

いったい、何が起こったんだ…?

心整理できないままでいると今度は大勢の足音が聞こえてくる。

「ちょ…っ、お、おい!ドンヘ!離せってっ!」

その足音に交じって聞こえるのは愛する人の少し慌てた声。

「ユンホさん、早くっ!」

キュヒョンの声まで聞こえる。
そして、ドンワンの独特な笑い声も。

開け放たれた扉を見つめていると、まずキュヒョンが飛び込んできた。

続いてドンヘ。
ドンヘに引きずられるようにしてユノが。
そして最後に悠々と歩きながらドンワンが。
次々と現れる出席者の面々。

「ほら!ユンホさん、見てって!」

キュヒョンの指先は真っ直ぐ僕を示していた。
そしてその指先をたどるようにユノの視線がゆっくりと僕を捉えた。

「…」
僕とは反対の、黒のロングタキシード姿。

やっぱりユノは格好いいな…。
思わず見とれてしまう。

「チャン、ミナ…?」

驚いたようなその表情。

おかしいのかな?似合ってないのかな…?

恥ずかしくて俯けば、いきなり大爆笑する声が聞こえてきた。
やっぱり、おかしいんだ…。

「ユノ!お前、なに顔赤くしてんだよ!」

「うるせぇな!」

なんかやり取りがおかしくて、恐る恐る顔を上げてみる。
するとそこには口元を手で押さえ、顔を真っ赤にしているユノがみんなにからかわれていた。

「?????」

「綺麗だからって見とれすぎなんだよ!」

「仕方ないだろうが!」

「はいはいはい、チャンミンが困ってるからそれくらいにしとけ~」

いったい、何が起こってるんだろうか…。

さっぱりわからない。
口をはさむこともできず困惑していると、にやにやと笑いながらキュヒョンが僕へと近づいてきた。

「あんまりチャンミナがキレイだからユンホさん、見惚れちゃってたみたいだよ?」

「え…?」

「先輩、早く写真撮って~」

騒ぐユノとドンヘをよそに、キュヒョンがここぞとばかりに僕の肩を抱き、ドンワンの構えるカメラにピースサイン。

「こら!勝手にオレのチャンミナにくっつくなっ!」

状況を理解できないまま、いつの間にか僕の取り合いになっていて。
そして、知らないうちに僕は笑っていた。

楽しくて。嬉しくて。幸せすぎて。

遅れてやってきたユノのお父さんは賑やかな控室に驚きながらも、おめでとうと言ってくれた。



一際大きな、装飾の施された扉の前。
僕たちは少し緊張しながら肩を並べていた。

「緊張、するな…」

扉を見つめたまま、ユノが緊張した面持ちで呟く。
その言葉に頷いた僕は深く息を吸い込み、隣に佇むユノを見つめた。

「…?」

視線に気づいたユノが振り返り、小さく首をかしげる。

「ユノ、カッコイイね」

「…」

少し顔を赤らめ、ぷいっと顔をそむけた。
照れているのが指先で鼻をかき、口元を覆い、ゆっくりと息をつく。

「チャンミナは綺麗だ」

「…」

言うのはいいけれど、言われるのはとてつもなく恥ずかしい。
顔が赤くなるのを感じ、思わず俯いた。

「あんまり綺麗だから…さっき、見惚れてた」

どんどん、どんどん顔が熱くなっていく。
手のひらで扇いで冷まそうと思っても、温度は上がる一方だ。



「いろいろ、あったな…」

出逢ってから6年。

でも、一緒にいた時間はすごく短い。
いつだって僕はユノを振り回して、迷惑ばかりかけていた。

そう思うと、申し訳ない気持ちになってくる。

「ユノ」

「うん?」

ユノへと向き直り、僕はその横顔を真っ直ぐに見つめた。

「いままで、ありがとう」

「え…?」

「これからも、宜しくお願いします」

ごめんなさいを言うのは簡単だけど、それよりもありがとうを伝えたかった。
驚いたように振り返るユノに微笑んで、そっとその手を握り締める。

「もう、離さないでね…?」

「…当たり前だ」

強く握り返される手。
そして、ゆっくりと扉が開いていく。

中にはお世話になった人々が僕たちの門出を見届けるために集まっていた。
一様にみんな笑顔で、あたたかい拍手をくれる。

赤いじゅうたんの上を1歩、1歩、踏みしめるようにゆっくりと歩いていく。
そしてみんなに見守られ、僕たちは永遠の愛を誓った。




あなたに出逢ったことで僕は変わり、僕に出逢ったことであなたも変わった。
同じ道を、ともに歩いていくために…。

Spinning 完。



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コメント

Spinning

しあわせな二人に会えて、嬉しいです。
お話ありがとうございました。
またいつか、幸せに暮らしている二人に会えるといいな・・・。

コメント

Re: Spinning

yumi 様

初めまして、葉月です。
コメントありがとうございます!
また、最後まで私の妄想にお付き合いいただき、重ねてお礼申し上げます。
皆様のご要望があれば、続編を考えてみたいな…
と個人的に思っております。
私にとって、やはり思い入れのある作品なので(*'ω'*)
これからもよろしくお願いいたします♪

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Re: (;_;)

たけ 様

初めまして、葉月です。
コメントありがとうございます!
皆様のあたたかい拍手やコメントのおかげで最終回を無事迎えることができました。
これもひとえに皆様のお力添えをいただけたからだと思います。
また、新しいお話を考え、皆様に共感していただき、感動してもらえるような作品ができたらと思います。
どうぞこれからも遊びに来てください。
よろしくお願いいたします('◇')ゞ

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ハッピーウェディング\(^o^)/
ぜひ続編をm(__)m
いろいろ乗り越えて😢幸せもひとしおですよねo(^o^)o

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Re: タイトルなし

mari 様

こんばんは、葉月です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!
しかも続編までご希望いただけるなんて、ホントに嬉しいです( 〃▽〃)
じっくり練り練りして、考えてみますね♪
書いた本人なんですが、私自身このお話の中のふたり大好きなんです(^^)
ちょっとお時間がかかりますので、それまでその他の作品を読んでお待ちいただけるとさらに嬉しいです(^w^)
末永~く、よろしくお願いします(*^ー^)ノ♪

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Re: タイトルなし

あさ 様

おはようございます、葉月です。
コメント、ありがとうございます!

心のなかで私自身結婚式に参列致しました(笑)
妄想爆裂です(^w^)

DIRTはこれからが大変~(T-T)
なんとかふたりで乗り越えて行ってもらいたいです(。-∀-)
なんて無責任な作者ですみませんΣ( ̄ロ ̄lll)
これからも応援、よろしくお願いします(*^ー^)ノ♪

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ここまでよんでハタと気がつきました。
ポチするのも忘れてよんでた。
ゴメン!

タキシード姿、眩しくてたまらないね。
よかったよかった。

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Re: タイトルなし

723621mam 様

2作品も一気読みいただき、ありがとうございますm(__)m
そして、お疲れ様でした。
ポチっとすることも忘れてお話に入り込んでいただいたと、
勝手に解釈させていただいちゃいます(笑)
ふたりの結婚式、心の中で私は勝手に参列しちゃいました( *´艸`)
すみません、馬鹿な作者で…(爆)

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